第447番組審議会
1.開催日時
令和7年5月20日(火)15:00~16:00
2.開催場所
エフエム宮崎本社 会議室
3.出席者
出席委員数7名
出席委員の氏名
委員長 阿部 行雄
道本 晋一、奥津 陽子、落合 敬史郎、松田 秀人、崎田 さおり、塩月 隆弘
会社側出席者の氏名
代表取締役社長 黒木 俊郎
専務取締役 佐土原 浩
編成制作部部長 吉良 力郎
4.議題
番組審議
5.審議の内容
事務局 | 今回審議いただきますのは、毎週月~木曜日、17:15~18:55にお送りしています、自社制作番組「レディオパラダイス耳が恋した(以下、耳恋)」です。試聴は5月12日放送分のダイジェストです。それでは宜しくお願いします。 |
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委員1 | 毎回、番組の内容が変わり、その都度、好みが分かれるものの、「耳恋」という番組のスタイルは確立されていると感じる。以前はオープニングが長いという指摘もあったが、現在では番組のスタイルとして受け入れられているのではないか。オープニングは、出演者同士が探り合いながら進めているような、ある種、ボクシングの第1ラウンドのような雰囲気がある。リスナーも、良い時だけでなく、空振りのような部分も含めて楽しんでいるのではないか。出演者であるシローを中心とした、出演者のアドリブ力は評価できる。滑ることも許容される中で、ハマった時の面白さは格別であり、リスナーもそれを楽しみにしているのではないか。台本に縛られず、その場で考え、アドリブで展開していくスタイルが「耳恋」のカラーであり、今後もそのカラーを前面に出していくべきだ。生放送らしさを大切にし、作為的な印象を与えないことが重要だ。固定的なルールに縛られず、番組本来の良さを維持してほしい。シローたちは番組によって鍛えられているため、何もなくても良いのではないかと思えるほどである。場合によっては、音楽をかける、かけないといった程度の緩さがあっても良いのではないか。タレントの有吉弘行のラジオ番組のように、リスナーを選ぶようなコアな番組があっても良い。多くのリスナーに受け入れられなくても、番組の個性を貫くことが重要だ。 |
委員2 | オープニングでのシローの大阪旅行の話は面白かった。しかしコレナガのギャルイベントの話は、聞いているうちに徐々に内容は理解できたが、説明が不十分で理解しづらかった。シローの的確なツッコミが、コレナガの説明不足を補っていたのではないか。今回はいつもよりまとまりがない印象を受けた。しかしコレナガの説明不足を、シローがうまくカバーしていた点は評価できる。「どうでもスキル発表会」は面白かった。投稿されたメッセージの内容も興味深く、楽しめた。この日の放送全体の印象は、コレナガの危なっかしい部分を、シローがうまくフォローしていたように感じた。これは番組の面白さの1つと言えるかもしれない。いつもとは違う展開であり、興味深かった。コレナガは、もう少ししっかりして欲しい。オープニングでのシローの、大阪の楽器フェアでの認知度に関する話から、ケーブルテレビでエフェクターに関する番組に出演していることを思い出した。その番組はYouTubeでも配信され、全国のコアなファンに視聴されている。「耳恋」の中で、そういったマニアックな、エフェクターに関する話題を取り上げると、新たな面白さが生まれるかもしれない。全国の人がYouTubeで見ているような情報を「耳恋」で取り扱うのも、面白いのではないか。 |
委員3 | シローの、コンビを組む相方の面白さを引き出す能力は素晴らしい。今回もコレナガのテンポに合わせて、抑制の効いた弄りで個性を引き出していた。これも「耳恋」の1つの形と言えるだろう。しかしコレナガのギャルイベントの話は、あまり内容が理解できなかった。その部分が間延びしているように感じられた。コレナガのガンダムの話も、完全に滑っていたように思う。シローも扱いに困っていたのではないか。「どうでもスキル発表会」は面白かったが、投稿者が男性ばかりだったため、女性の声も聴いてみたいと思った。番組が面白いだけに、リスナーがどのように反応しているのかを知りたいと感じた。 |
委員4 | オープニングからパンチがあり、面白かった。他の委員と同様に、シローの存在が番組を支えていると感じた。シローは演者と観客、両方の視点を持っているからこそ、相方を面白く話させることができ、聴きやすい番組になっているのだろう。笑える部分が多く、面白いと感じた。ただテレビ番組と異なり、ラジオはリスナーの反応が直接伝わってこないため、少し寂しいと感じる部分もある。ラジオ番組は一人で聴くものだということを改めて感じた。しかし「耳恋」は面白いことを伝え、しっかりとした内容も伝えられる良い番組だと思う。シロー以外の人が「耳恋」をしても、同じ味は出せないだろう。シローには、これからも番組を続けてほしい。 |
委員5 | 「耳恋」は自身が生まれる前から放送されている長寿番組であり、幼い頃から聴いていた記憶がある。その事実に安心感を覚える。今回は特に、オープニングで本番前の様子が語られたので、裏側を知ることができ、出演者2人の雰囲気の良さが伝わってきた。「どうでもスキル発表会」も友人と聴いていたが、「こういうこと言うよね」と共感できる点が多かった。身近でシンプルな内容が聴きやすく、企画として優れていると感じた。リスナーのリアルな体験や仕草を表現することで、ラジオならではの魅力が出ている。 |
委員6 | 今回のオープニングは、コレナガが暴走気味でギャルイベントが楽しかったのだろうということは伝わったが、内容が理解できなかった。しかし、そこをシローがうまく受け止め、オチを付けている点は流石である。26年のキャリアを感じさせる手腕だ。今回、リスナーからのメッセージ内容が濃く、シローやコレナガに挑戦するような内容が多いように感じられた。それはリスナーが、番組を真剣に楽しもうと考えながらメッセージを送っている証拠だろう。シローたちが、リスナーをどのように楽しませるかを考えている結果が、このようなメッセージに繋がっているのではないか。また「どうでもスキル発表会」は新しいコーナーであり、音だけのメディアならではの言葉遊びが面白い。お題の出し方などは、工夫が必要であろう。どうでも良いけど笑える、というラジオならではのコーナーとして素晴らしい。 |
委員7 | コレナガがギャルイベントの話で暴走した所から置いてけぼりにされたが、不快感は無かった。番組が持っている個性からすると、全世代向けの番組作りに固執せず、最新の話題を取り入れるべきである。30歳代のコレナガが旬な話題を取り入れ、50歳代のシローが精通している音楽を語るスタイルは、現状維持で良いのではないか。これ以上、安全策を取り入れて穏やかな番組にする必要は無い。ユートピアのような時間帯に、これだけ賑々しくエンターテインメント番組を長年やってこられているのは大したものだ。若い世代のリスナーが2人の存在をきちんと取り込んでいるからこそ、長寿番組となっていると言える。ただし、コレナガには「メッチャ」を多用しないように注意して欲しい。 |
事務局 | 次回開催 令和7年6月17日(火)15:00~16:00 |