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番組審議会

Program Council

JOY FM 83.2 FM MIYAZAKI

第456番組審議会

1.開催日時

令和8年3月17日(火)15:00~16:00

2.開催場所

エフエム宮崎本社 会議室

3.出席者

出席委員数7名

出席委員の氏名

委員長 阿部 行雄
道本 晋一、落合 敬史郎、奥津 陽子、松田 秀人、崎田 さおり、塩月 隆弘

会社側出席者の氏名

代表取締役社長     黒木 俊郎
専務取締役       佐土原 浩
編成制作部部長     吉良 力郎

4.議題

番組審議

5.審議の内容

事務局 今回は、令和7年度を振り返って、編成や放送の全般についてご意見をいただければと思っています。それでは宜しくお願いします。
委員1今年度は多くのイベントを実施しており、感心した。新規はもとより好評につき毎年開催している企画もあり、優れた取り組みをしていると感じた。イベントに関しては、デビュー直後の新人アーティストを紹介できる企画を実施してほしい。また、以前開催していた純粋な音楽イベントも復活させてほしい。番組については、ほぼ全ての自社制作番組に対して好感を持っているので、特段、問題点はなかった。私が主に午前中の車中で聴く機会が多い「ハイブリッドモーニング」は、トーク内容や企画が非常に面白いと感じている。ただ10年以上継続しているコーナーもあるので、新コーナーの導入を検討したり、フリートークやお便り紹介を増やしたり、楽曲数を増やしたりといった構成の見直しを考えてもよいのではないか。その他、地元の音楽家がパーソナリティの番組を作ってほしい。ジャンルは問わず音楽に精通した人物が番組を担当することで、地元の音楽界を盛り上げてほしい。
委員2今年度はどの自社制作番組も安定しており、番組の構成も良くパーソナリティの個性も際立っていた。先日「ハイブリッドモーニング」で、木村が「茨城」の読みを「いばらき」と訂正していて、こうした細かな変化や、常に番組を良くしようとする姿勢、番組審議会の意見をしっかりと反映している点を好ましく感じた。また、それぞれの番組に熱心なファンが定着しているので、引き続きファンを大切にしながらの番組作りを継続していただきたい。イベントに関しては、ラジオ局制作イベントの集客力の高さが注目されているが、ファンが休みを取ってまで会場に足を運ぶなど、ラジオに対する期待の大きさが伝わってきた。今後も、放送とリアルイベントを上手く連携・融合させることで、エフエム宮崎ならではの強みをさらに発揮していければよいのではないか。時代の潮流やブームを柔軟に取り入れながら、ファンを大切にする姿勢が伝わるような企画を積極的に展開していただきたい。
委員3パーソナリティが番組だけでなく様々なイベント等で多大な貢献をしていて、苦労が垣間見えた。約10年前には「インターネットとの差別化」が議論されていたが、現在ではスマートフォンの普及で以前では想像もできなかった変化が現実のものとなっている。若い世代は、興味の対象もアルバイトを含めた仕事の形態もスマートフォンや動画へと完全に移行しており、「差別化」というレベルではなく完全に新しいデジタル環境に身を置いている。10年以上前、シローや木村が若手として登場した際、語りの賑やかさや言葉の厳しさなどで苦言があった。しかし彼らは自らのスタイルを確立し、インターネットにも活躍の場を広げている。そして今度は、彼らを脅かすような若い世代の台頭が期待される。若い世代が番組のメインになり、革新的なイベント作りを行うことで、ラジオという媒体が新しいツールとして再定義されるはずだ。彼らがベテラン勢を刺激し、時には脅かし、そして共にコラボレーションできる体制を整えて、将来的にラジオならではの新しい活用法が実現することを期待している。
委員4自社制作番組、特に「ハイブリッドモーニング」は、地域性をうまく捉えており、県外在住の宮崎県出身が多く聴いている印象を持っている。ふとした瞬間に宮崎特有の温かみが感じさせるような雰囲気作りがなされており、優れた番組だと感じた。事業では「青島ムーンライトリレー」や「宮崎カーフェリー」でのイベントなど、パーソナリティの高い知名度を巧みに活用したイベントが多かった。パーソナリティの魅力を最大限に引き出しながらイベントを運営しており、その手腕は素晴らしかった。現在、アミュプラザみやざきや、広島通り・高千穂通りなどの再開発により、若者の流れが再び街中へと戻ってきていることを実感しているので、以前イオンモール宮崎にあったサテライトスタジオを再開してはどうか。また大学生の間でも「radiko」などを通じてラジオを聴く文化、いわゆる「推し活」の一環としてラジオを楽しむスタイルが浸透しつつあるので、以前、宮崎産業経営大学と実施した「ハッチ&ゴー・プロジェクト」など、学校や教育施設での公開収録などの機会をさらに増やせれば、若年層でのエフエム宮崎の知名度をさらに向上させられると思う。エフエム宮崎はアーティストとの連携が強固である点も印象的だ。宮崎出身のラッパーGADOROや、Mrs.GREEN APPLEのキーボードの方の事例など、ネットとリアルの共有がうまくなされていると感じた。SNS等を通じてアーティストに関心を持った層が、ラジオ出演をきっかけに番組を聴き始めるという新しい聴取スタイルが生まれており、新規リスナー獲得のための有効な入り口になるのではないかと考えた。
委員5 私自身が都城市を拠点としているので、今年度は都城市内での企画が多いと感じた。また「耳恋in給食の時間」は、子供から大人まで聴取層の幅を広げ、エフエム放送そのものへの関心を高めようとする企画として素晴らしい取り組みだ。霧島酒造提供の「DX RADIO CLUB」も、若年層に向けて、これからの未来を切り拓いていく人々にスポットを当てており、好感が持てた。「トワイライトステーション」のポッキーとペコのコンビは、我々の世代にとってまさにエフエム放送を聴き始めるきっかけとなった象徴的な存在だ。その番組を元日に復活させたことは、アナログ時代の原点に立ち返るような、リスナーにとっての「戻れる場所」を提供しているようで、非常に意義深いことだと感じた。他にも、介護や認知症、老後の資金といったテーマについて、保険会社と提携して情報発信を行う企画は、今後の社会においてますますニーズが高まっていく分野であると考える。このようなリスナーのニーズに合致した自主事業を展開しているのは、日頃からリスナーの声に真摯に耳を傾けているからこそ、実現できているのだろう。
委員6 今年度は、番組・イベント共に、老若男女を問わず幅広い層に受け入れられる内容が多かったと感じた。小学校への出張放送は、子供たちにラジオへの興味を持ってもらう貴重な機会になっているし、自分も参加した「青島ムーンライトリレー」では、多くの人出があり、大変な盛り上がりを見せていた。このイベントには若者も多く参加しており、宮崎大学のチームが優勝した際には陸上部員の募集告知を行うなど、PRの場としても活用されていた。こうした地域活動はラジオ放送とも密接にリンクしており、非常に有意義なものだ。番組制作も各番組の個性が際立っており、「このコーナーが楽しみだ」という期待感を持って聴くことができる番組が多く、確固たる地位を築いているという印象を受けた。パーソナリティでは、木村は博識で配慮が行き届いており、シローはユーモアに溢れ音楽や楽器の知識も豊富。ポッキーはアーティストに関する知識が非常に深く、バニーは宮崎弁を交えた砕けた語り口で、非常に親しみやすさがあり、それぞれが番組を盛り上げていた。一方で、先ほども指摘があった通り、こうしたベテラン勢を脅かすような新しい存在がそろそろ現れてもよいのではないかと感じた。
委員7 エフエム宮崎の開局から約40年が経過したが、いろんなメディアの環境が豹変してしまった。開局から10~20年ほどの間は「FMラジオは音楽のためのメディアであり、音楽あってこそのFMラジオである」という信仰があった。しかしその後、社会の産業構造が急激に変化し、デジタル化による大きな影響のほか、FMラジオに期待されていた音楽産業やレコード産業といった供給源が大きな変遷を迎え、それがラジオ局との関係性にも多大な影響を及ぼした。その結果、番組の形態も、音楽中心からAMラジオに近い「生活情報番組」へと変化した。ラジオというメディアは個人の嗜好の集合体として規定されるものなので、全てのリスナーが同調し共通の利益を享受できるような番組は、成立が難しい時代になったと感じる。今こそラジオは「マス・メディア」から「パーソナル・メディア」へ変わるべきだ。私の世代が安心感を覚える企画「バニーのナツウタ」で扱う「昭和」は、「戦前」「戦中」「戦後」と幅広い時代を指しており、ターゲットが絞りにくいのではないか。バニーが自身の世代やこれまでの歩みを踏まえた体験談を交えるのであれば、無理に戦前や戦中の曲を紹介する必要はなく、高度経済成長期以降、あるいはテレビが大衆化した時代の歌謡曲に絞ってもよいのではないか。また番組の冒頭で「本日はこの時代を特集します」と案内することで、その世代のリスナーに「今日は自分たちの青春時代の曲が流れる」といった期待感を持たせることができ、よりターゲットが絞れるのではないかと思った。総評としては、午前・午後のワイド番組という長寿番組が長く継続されていること自体が、エフエム宮崎の基盤そのものだ。これが今後も続いていくことを考えれば、自社制作番組の現状の大枠を大きく崩す必要はないと思った。最後に、以前から度々議論している「オープニングトーク」の尺について、以前は長いトークに否定的な立場だったが、その内容が非常に効果的で、番組の入り口として優れていると感じる瞬間も多々あり、内容次第であると考えるようになった。この「オープニングトーク長尺是非論」を今後どのように捉えていくべきかについては、今後も議論を深めていきたいと考えている。
事務局

次回開催 令和8年4月21日(火)15:00~16:00