FM MIYAZAKIロゴ

MIYAZAKI / 83.2MHz NOBEOKA / 89.5MHz
TAKACHIHO / 84.9MHz KUSHIMA / 80.7MHz

番組審議会

Program Council

JOY FM 83.2 FM MIYAZAKI

第450番組審議会

1.開催日時

令和7年9月16日(火)15:00~16:00

2.開催場所

エフエム宮崎本社 会議室

3.出席者

出席委員数7名

出席委員の氏名

委員長 阿部 行雄
道本 晋一、落合 敬史郎、奥津 陽子、松田 秀人、崎田 さおり、塩月 隆弘

会社側出席者の氏名

代表取締役社長     黒木 俊郎
専務取締役       佐土原 浩
編成制作部部長     吉良 力郎

4.議題

番組審議

5.審議の内容

事務局 今回審議いただきますのは、毎週月~木曜日、8:20~10:55にお送りしています、自社制作番組「ハイブリッド・モーニング」です。試聴は9月8日放送分のダイジェストです。それでは宜しくお願いします。
委員1朝の時間帯ということで、リスナーは仕事へ向かう車の中や、朝の用事を済ませてコーヒーを飲んで一服している方々が多いのではないか。そう考えると、この番組は非常に気持ちいいテンションで、心地よさがあると思う。オープニングと9時台のフリートークでは、皆既月食の話題を取り上げているが、メッセージを通して、木村がスムーズにトークを展開し、そこへ尾崎が自然に入っていくような印象を受けた。月食の話から、満月と漁獲量の関係や、干潮時に魚が釣れやすくなるという話に広げていく構成も面白いと思った。その後のフリートークでは、木村の先輩や大型トラックの運転手の話など、朝にぼんやりと聴くにはちょうど良い内容だと感じた。木村と尾崎は、無理なく聴けるような雰囲気で、良いコンビだと思う。
委員2朝から何かを頑張ろうというよりも、本当に心が安らぐような番組だと感じた。行きたい場所に時間を作って行く様子や、ほのぼのとした若い家族の話が出てくるなど、今までとは少し違う印象を受けた。いつも木村がそのような雰囲気で話しているからかもしれないが、番組というよりも、本当にみんなが安らぐ時間を提供しているように感じ、そこが非常に良い点だと思いながら聴いた。
委員3木村については、何も言うことはない。色々なメッセージに対して、その都度、凄く良い言葉や自身の体験を交えて返答されていて、素晴らしいと思う。尾崎は2年目だが、非常に聴きやすい話し方で、逆に間違ったことや変な言い方をしている所もはっきり聞こえるくらい、分かりやすく話していると思った。リスナーからのメールも、笑わせようとか、受けを狙おうというものではなく、本当に日常のリアルな風景を送られているので、聴いていると宮崎のリスナーが今どんな風に暮らして、どんなことを考えているのかが伝わってきた。また、朝の気象情報も伝えているが、今回はたまたま月食があったこともあり、気象関係の話題が多かったと思う。交通情報、例えば渋滞などはちゃんと聴いているが、気象情報は意外と聴き流していると感じた。
委員4第一印象は、色んな人の色んな朝に寄り添っている、というものだ。全体的に、皆既月食の話題がフリートークでよく取り上げられていたが、皆既月食を知らなかった人、見られなかった人、中には見た人もいて、それぞれのトークの中に暮らしやエピソードがあった。この番組を聴く人は、家事をしている人や、車で出勤している人など色々だと思うが、色んな人が聴く番組だからこそ、1つの話題で色んなトピックを共有していくことが凄く良いことだと思った。また、フリートークの一部で、子供がいる家庭の暮らしや生き方などを聴き、自分の頭の中で映像化できるのが、私たち若者世代にとっては凄く新鮮だ。SNSに多く触れ、映像でしか情報に触れない世代だからこそ、音だけで映像化できるというのは、ラジオの良さであり、頭に残る強みだと思う。若者向けとしても凄く良い番組だと思った。
委員5 番組開始から今年度が21年目ということで、かなりまとまってきていて、完成してきている番組だと思った。2年目の尾崎も29歳ながら、しっかり落ち着いた語り口調で、水・木曜日担当の児玉とも声のトーンやキャラクターなどが全然違うのも良いと思った。今回はフリートーク中心でメッセージ読みを多く聴けたが、2人ともメッセージを丁寧に読んでいるという印象を受けた。その丁寧な読み方を通して、報告やお祝いなど、リスナーが聞いて欲しいことをメッセージしているイメージを持った。本当に、良いキャッチボールが出来てきている番組ではないかと感じた。他の番組、例えば耳恋などは常連リスナーが賑やかな感じで、少しふざけたメッセージを送ってくるイメージだが、ハイブリッド・モーニングに関しては、新しい人や、「初投稿だが今日は言いたい」みたいなことをつい言いたくなるような雰囲気を、2人がしっかりと作り上げているのではないか。それが、この番組の魅力になっていると感じた。朝の番組として、地域のリスナーに愛され、メッセージも送りたいと思わせるような番組になってきているのが、すごく良いと感じた。
委員6 全体的に好感の持てる印象で、面白かった。オープニングと9時台のフリートークは月食についてのことが多かったが、前日が月食だったこともあり、リスナーが興味を持ったことや体験したことのレポートみたいで良かった。また、天気予報も尾崎が流れの中で話していたのが、良いと思った。別に天気予報をしっかりとするのではなく、オープニングの流れの中で聴くと、心地が良い気がした。2人の話やリスナーのお便りから、満月の時はたくさん釣れるという話は、初めて知ったと思うので興味深かった。エンディングで「平成一桁生まれ」というお便りがあったが、昭和一桁と昭和二桁や、戦前生まれと戦後生まれでも全然違うような感じがするので、平成生まれも一桁と二桁で色々違いがあるのかと興味を持った。試聴以外にも沢山コーナーがあって、退屈しないプログラムになっていると思う。
委員7 一言で言うと「木村のハイブリ、ハイブリの木村」、この表裏一体で出来上がっていると感じた。リスナーによって育ち、リスナーに支持されるという両面から、今の木村が出来上がっているのではないか。木村が独走しているという感じもなく、彼の全体的なトーンから、節度と抑制が自然に身についていると感じる。脱線もあり得ないという安心感もあり、これ以上つける注文は見つからなかった。そして、木村は他の番組を兼務しないということが、ハイブリの木村を決定づけているのではないか。他の番組を兼務すると、キャラクターがバラけたり、どこかで違う自分を作らなければという無理が生じるなど、リスナーが「ハイブリの木村が脱線した」と感じてしまう可能性が生まれる。リスナーがそう感じると、木村の印象も変わってしまう。木村は、この約3時間の長時間番組だけでも、1日分のエネルギーを費やしているのではないか。木村のこの番組を維持するためにも、今のリスナーを保持するためにも、今の木村が持っているキャラクターと努力を今後とも長く維持して欲しい。この番組に寄せられるメッセージからは、今回聴いた分だけで判断しても、リスナーの普段の生活感が伝わってくる。リスナー側も、自分の生活を直接的にも間接的にも共有できる情報で、心地良いと感じる。そういったメッセージを選んでいるスタッフの配慮もあるだろうが、リスナー側も番組側も、双方にとって良い関係ができあがっていると、メッセージの選定からも感じることができた。
事務局

次回開催 令和7年9月16日(火)15:00~16:00