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番組審議会

Program Council

JOY FM 83.2 FM MIYAZAKI

第448番組審議会

1.開催日時

令和7年6月17日(火)15:00~16:00

2.開催場所

エフエム宮崎本社 会議室

3.出席者

出席委員数7名

出席委員の氏名

委員長 阿部 行雄
道本 晋一、奥津 陽子、落合 敬史郎、松田 秀人、崎田 さおり、塩月 隆弘

会社側出席者の氏名

代表取締役社長     黒木 俊郎
専務取締役       佐土原 浩
編成制作部部長     吉良 力郎

4.議題

番組審議

5.審議の内容

事務局 今回審議いただきますのは、毎週日曜日、18:00~18:55にお送りしています、自社制作番組「dig app!」です。試聴は6月15日放送分のダイジェストです。それでは宜しくお願いします。
委員1様々な世代に響くような選曲が行われている点が良いと感じた。Anlyのインタビューでは、主題歌を歌った映画のダブル主演の一方の兵士が小林市出身であることに触れていて、宮崎出身者ということで親近感が湧いた。奥山の優しい声と、インタビューでの相手話を上手く引き出していた点が良かった。
委員2この番組はお昼の時間帯の頃から何度か聴いている。奥山の声は聞きやすく、喋り方も丁寧で、情報をしっかりと届ける番組として良い印象を抱いている。奥山は自分で調べ、しっかりと感じ取ったものを言葉にしているのが伝わった。「ゲストインタビュー」や「暮らしをdig」、「アルバム特集」、いずれも良い印象を受けた。全体的に良い情報番組であり、奥山らしさがよくわかる番組になっていると思う。
委員3奥山のトークのテンポが良く、心地良かった。事前リサーチをしっかりとしている点からも、情報をリスナーに届けたいという想いを感じた。「暮らしをdig」では女性主人公たちに感情移入してしまうという話があった。事前にしっかりと読み込んで感想を伝えることで、リスナーに興味を抱かせる点が良い。短い時間でポイントを的確に、簡潔に説明しているところも良かった。面白さをリスナーに伝えたいという思いが溢れている。「ゲストインタビュー」ではAnlyへ事前に質問事項を送っているとは思うが、テンポが良い質問で、沖縄に移住した話から、出身の伊江島の説明、映画のこと、音楽のことを聞いており、流れが良かった。実際に映画を見てみたい気持ちになった。全体的に問題点というものは感じず、心地よかった。
委員4奥山の声が聞きやすく、番組の構成もしっかりしていて、聴きごたえのある番組だと感じた。「暮らしをdig」では、非常に難しいと思う小説の紹介を非常に分かりやすくしており、本人が興味を持ったポイントも分かって上手だと感じた。「ゲストインタビュー」では、Anlyの想いをうまく引き出していて、沖縄のこと、映画のこと、主題歌に込めた想いなどがよく伝わってきた。約1時間の番組で、これだけ充実した内容であるのは素晴らしい。ただ「ゲストインタビュー」は約15分間、2人の会話を聴き続けることになるため、途中でAnlyの曲を1コーラスでも挟んでいればもっと集中して聴けたのではないかと感じた。
委員5 教養があり知的な番組だと感じた。「暮らしをdig」での小説の紹介が、今の時代に合った作品を取り上げていると感じた。女性の生きづらさと優しい誠実なおじさんの生きづらさというのが、この世の中の隠れた問題だと思っているので、奥山の説明や引きつける語り口に共感した。「ゲストインタビュー」では、戦後80年というタイミングで沖縄戦後を描いた映画の主題歌を歌っているAnlyへのもので、良いインタビューだと感じた。映画の話をきちんと組み取って曲を作っているAnlyの引き出し方も上手い。登場人物が宮崎県人だと宮崎をアピールしている点も良かった。落ち着いた感じで奥山らしさがあり、良い番組だ。
委員6 数々のリサーチと選曲に、奥山の個性が表れていると感じた。エンタメ情報も新しく、他の番組とは少し違う選曲や紹介の仕方をされていると思う。内容は本人が噛み砕いて発言されていると感じた。奥山は真面目に言葉をしっかりと伝え、シンプルに話している。クセがないのが奥山らしさだが、悪く言えばクセなさすぎるとも言える。道本委員が「インタビュー中に短く曲を挟んだ方が良かったかも」という点は自分も感じた。ただ、この時間帯に聴いている人が誰なのかを考えた時、日曜18時台は、一週間で疲れ切って何をやっているかわからない人が多いのではないか。特に週末はミュージシャンから地元の有名パーソナリティまで錚々たる人々が喋っている。そんな番組たちの中で、奥山の番組はすごくベストなのではないか。だからインタビューの長さも、心地よく聴きたい人には、あの小説を読んでいるような言葉の羅列が心地よいのかもしれない。音楽もそういう音楽を選曲されているのかもしれない。別の時間、別の枠でやる時はまた違う表情の奥山が見られるのではないか。適材適所で良いポジショニングで表現されている番組だと思う。
委員7 「暮らしをdig」で小説や映画などを紹介しているが、Qシートを見ると8曲をフルでかけているので音楽番組だ。音楽番組としてどういう選曲をしていくかというポリシーが彼女なりにあるのだろう。今回の「ゲストインタビュー」は、Anlyの歌った主題歌はもちろんだが、沖縄と戦争という絡みがタイムリーに重なり目立っていた。またインタビューから、本土では感じ得ない沖縄戦史が現地の若い世代に伝わり続けていることが感じられて、非常に教養的な印象が強い番組に仕上がっていた。良いコーナーだったと思う。インタビューをリモートでやり遂げた積極性も評価に値する。ただ、主題歌「ニヌファブシ」の話が最後になっていたが、途中で挟んでも良かったのではないか。奥山はアナウンサーなので、個性を抜いた平均化した話しぶりだ。アナウンサーとして叩き込まれた話術が耳に優しい。音楽番組ながら、ナレーションも高級で教養が感じられた。今後も期待したい。
事務局

次回開催 令和7年7月15日(火)16:00~17:00